病院勤務の看護師の仕事は勤務時間が不規則で、休日も不規則です。土日の2日間を休む週休2日に憧れる気持ちもないわけではありませんが、ないものねだりなのはわかっていますので、あまり気にしないようにしています。でも、同じ看護師でも土日が休みの職場はあります。どうしても週末の土日を休みたい場合はそういう職場に転職するのも一つの方法です。
土日が休みの場合、世間のたいていの人が休みであったり、学校も休みなので、看護師以外の友人と何かをしたり、子供の学校行事(日曜参観や運動会など)に参加をしやすいというメリットがあります。また、定期的に2日連続で休みを取れるので、生活のリズムができるうえに、疲れが取れやすいというメリットもあります。平日5日間は仕事をして、週末2日はしっかり休む。オンとオフが明確で余暇も充実させることができます。
・クリニック、診療所
入院病床のないクリニックや診療所は夜間の看護の必要はありませんので、平日診療のみのところが多いです。(平日の一日と日曜が休みで土曜に診療をする施設もありますので、週末2連休とならない場合もあります)
・訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは土日休みが多いですが、土日も緊急電話で呼び出される場合もあります。
・保育園
保育園における医療従事者です。子供と関わりながら、子供の健康状態を管理するのが仕事ですが、給与は低めです。その代わり、自分の時間を充実させることができます。
・健診機関
健康診断専門の施設で、企業や学校の健康診断や人間ドックなどが主な仕事です。出張して健康診断を行うこともありますが、基本的には平日のみの勤務です。
・治験コーディネーター
治験に関する企業に勤務して、新薬の治験をする医師のサポートを行います。企業の勤務時間が適用されますので、週休2日が基本です。
土日休みの職場は、大変人気が高い職場ですが、求人数はあまり多くありません。そのため、求人があると応募者が殺到して競争率も高くなります。そんな狭き門をくぐり抜けるためにはどう対応すればいいのでしょうか?ハローワークや求人誌では誰でも同じ情報しか手に入りませんが、人材紹介会社や転職専門の求人サイトなどには、公開されない情報を保有しているところもあります。そういう機関を利用して、求職活動をするのがベストです。情報と同時に所属するコンサルタントがいろいろなアドバイスをしてくれますから、土日休みの職場への入社の近道となるのです。
通常の看護師の仕事では交代制勤務のため、土日に休みを取ることができません。でも、職場によっては土日が休みのところもあります。例えば病床のないクリニックや診療所などは24時間体制ではありませんので、土日が休みのところも多いのです。ほかにも健診機関や保育園など決まった日にお休みを取ることができます。
長期休暇が取れて、あれもやりたい、これもやりたいと考えていても実際には気持ちばかり急いて何も出来ないと言うことになりかねません。予め、どこで何をやるかを決めておくのが休暇を有意義に過ごすポイントです。そして何をやるかについても、いくつも候補を用意するのではなく、テーマを絞って、やることを明確にすることをお勧めします。
看護師は人材不足でタイトなシフト勤務体制を取っていますので、なかなか連休を取りづらいのが現実です。自分が休むことにより周りの人の負担を増やしてしまうと考えると、休みが取れないのです。短期の休みでもそうなのに、長期休暇はより一層ハードルが高くて、諦めざるを得ません。