体調不良による思わぬ連休

もったいない連休

もったいない連休

看護師が連続休暇を取りにくいというお話をしていますが、やむを得ず連休や長期休暇を取るケースがあります。それは、体調を崩したり、ケガや病気になって休まざるを得ないときです。体調が思わしくないのに、だましだまし無理して仕事を続けていると、その挙げ句取り返しのつかないことになってしまいます。初期の段階で診察を受けておけば、それほど重篤な状態にならなかったのに、というケースです。このような連休は本当に「もったいない連休」ですね。

体調を崩しての長期休暇

看護師は常に患者さんの精神面、身体面の健康を支えている存在といえますが、他人の健康ばかりに注意がいき、自分の健康がおろそかになっていることはがままあります。冷静に自分の生活を振り返ってみると思い当たる節はあるはずです。毎日の看護師生活の中では振り返るきっかけもないまま、日々忙しく過ごしている看護師も、体調不良となったときや患者さんに食事指導をしているとき、一人で考える時間があるときなどに、こういう生活でいいのだろうか、自分の健康はこれでいいのだろうかと考えるきっかけもあるはずです。しかし、一瞬自分の健康と生活について考えてみたとしても、また忙しさを理由にその考えを意識の外へ追いやる人も多いのです。その結果、自覚症状がでてきたときには自分の健康を損なって、長期休暇を取らざるを得なくなるのです。

体調が悪いのに頑張ってしまう

看護師は責任感の強い人が多いですから、患者さんや周りの看護師などに気を遣って、自分のことを後回しにしてしまいます。さらに人によっては、「周りの人に嫌われたくない」 「自分という人格を認めてほしい」「他人が自分をどう思っているのかその評価が気になる」「常にできる人間と思われたい」などと考えるあまり、自分の体調がよくないことを知られまいとして頑張ってしまうことがあります。 偏った見方をすれば、常にいい子でありたいと思うあまり、自分で自分を追い込んでしまい、自覚症状を押し隠して、人からの指摘で初めて取り返しのつかない状況に気づくのです。
その結果、自分が予期していなかった長期の休暇を非常にもったいない形で取ることになり、最悪の場合は、看護師としての勤務が継続できず、そのまま退職してしまうこともあるのです。そんな状況にならないためにも、仕事で無理をせず、少しでも体調が悪ければ多少周りに迷惑がかかっても休養を取りましょう。ある程度健康を維持できているときこそ休暇をしっかり取ることが必要なのです。

連休の過ごし方-中堅看護師編-

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通常の看護師の仕事では交代制勤務のため、土日に休みを取ることができません。でも、職場によっては土日が休みのところもあります。例えば病床のないクリニックや診療所などは24時間体制ではありませんので、土日が休みのところも多いのです。ほかにも健診機関や保育園など決まった日にお休みを取ることができます。

長期休暇が取れて、あれもやりたい、これもやりたいと考えていても実際には気持ちばかり急いて何も出来ないと言うことになりかねません。予め、どこで何をやるかを決めておくのが休暇を有意義に過ごすポイントです。そして何をやるかについても、いくつも候補を用意するのではなく、テーマを絞って、やることを明確にすることをお勧めします。

看護師は人材不足でタイトなシフト勤務体制を取っていますので、なかなか連休を取りづらいのが現実です。自分が休むことにより周りの人の負担を増やしてしまうと考えると、休みが取れないのです。短期の休みでもそうなのに、長期休暇はより一層ハードルが高くて、諦めざるを得ません。

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